オリンピックや高校野球で世の中はエネルギッシュな毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
とにかく殺人的な暑さが続いておりますので、どうかお体ご自愛下さい。
我々ウィンザーノットは、日本の気候や風土に合った
「日本人らしい英国スタイル」を追求するドレスシャツ専門店です。
たまに現れる自称おしゃれさんが、半袖シャツやシャツの下に着る肌着を否定されますが、
個人的には、暑ければ半袖シャツを着てもいいし、汗じみ防止のための肌着を着てもいいと思います。
それは、個人の自由だと思います。
暑いのを我慢して汗だくになり、シャツが貼りつき素肌が透けることの方が問題です。
他人からみて暑苦しいし、不快な思いをさせるのはいかがなものでしょうか?
まあ、自由と自分本位は違うということですね。
英国紳士のファッションマインドには、必ず「他人に優しい」というスタンスが不可欠です。
そこで、ウィンザーノットはこの夏、リネンシャツをおすすめしています。
ご存じの通り、リネンは涼しいし、乾くのも早いし、臭いも残りにくい素材です。
ただそれだけではなく、リネンは涼し気で上品な印象を与えるので、紳士の夏の装いに最適だと考えます。
話は少し脱線しますが、和装の世界にも同じような考え方があるようです。
着物愛好家の方や茶道・華道の世界では、真夏でも着物を着ますね。
下に長襦袢を着て、さらに着物を着て全身を覆い、帯を締める・・・暑いに決まってます。
しかし、夏の着物は羅(ら)・紗(しゃ)・絽(ろ)という織物で作られ、
一般的な平織物などに比べると隙間が多く透け感があり軽やかです。
そして何と言っても他人からみて涼し気です。
さらに、涼し気な柄を選んだり、夏向けの飾りをあしらったりして涼しさを演出するというからあっぱれです。
やはり英国ファッションと和装には「他人に優しい」という点で相通じるものがありそうです。
私もこの夏本番を迎え、リネンシャツで他人に優しく涼し気に過ごしたいと思います。
特に私のようなオジサンの脂ギッシュな顔は一番暑苦しいからなぁ・・・