本格的な夏を迎え、みなさん夏バテなどされていませんか?
どうぞくれぐれもご自愛ください。
さて、しばしば このようなお問い合わせをいただきます。
「身長175cmで体重70kgです。シャツのサイズは Mサイズですか? Lサイズですか?」
正直に言いますと、この情報ではお答えのしようがありません。
シャツのサイズを選ぶときに重要なのは、身長・体重より首回りと裄丈(ゆきたけ)です。
特にそのシャツを着てネクタイを締める場合は、首回りのサイズが合ってないとカッコよくありません。
大きすぎても襟が重なり不恰好だし、小さすぎてもだらしなく見えます。
一般的には、実際の首周りの長さ+2cm位が 丁度良いとされています。
ネクタイを締めたときに首とシャツの間に変なすき間がなく、
両サイドの襟がピッタリと合っている状態が美しいです。
首回りの次に重視したいのは、裄丈です。
シャツの場合は、袖丈ではなく裄丈で合わせます。
裄丈は、図のように袖丈+肩幅の半分の長さです。
なので、袖丈はピッタリでも肩幅がオーバーサイズの場合、裄丈もオーバーサイズになってしまいます。
ただし、裄丈は多少長くてもカフスがあるので手首の位置で止まりやすく、
そこまで神経質になることはありません。
腕が長く、シャツの裄丈が足りない場合(手首が見えてしまう場合)は、
残念ながら既製服では難しいのかも知れません。
ただし、これはネクタイを締めるのを前提としたお話で、
ネクタイを締めず 第一ボタンを開けて着る場合は、
首周りよりも裄丈を重視してサイズ選びをしていただければと思います。
ジャケットを着る場合は、ジャケットの袖口からシャツの袖がハーフインチ(約1.27cm)見えるのが美しいとされています。
ジャケットを着ないのであれば、当然ですが 腕を曲げることも想定して、
ご自分の裄丈+2cmぐらいが丁度いいと思います。
いかがでしたでしょうか?
これであなたにピッタリのシャツのサイズが分かりますね。
だだしこれは標準的な体形に限ったサイズの合わせ方です。
私は自他共に認めるマッチョマンだ!という方は、
まずサイズ表で胸囲を確認したほうがいいかもしれません。