ようやく少し涼しくなり、ネクタイやスーツやポケットチーフなどを楽しめる季節になりました。
では、ドレスシャツは今まで通りのものを着て、秋冬になっても特に変わらないのか?
いえいえ、そうではありません。
スーツやネクタイを着用するからこそ楽しめる『クセの強いドレスシャツ』の出番ですね。
ジャケットのラペルに囲まれた三角形の胸元部分を、俗にVゾーンと言いますが、
そこから僅かに見えるドレスシャツが、全体の印象を決めることがあります。
メンズファッションのコーディネートは、基本的にはスーツを主役に構成を考えていく事が
多いと思いますが、たまには『クセの強いドレスシャツ』を中心に考えてみるのも楽しいです。
でも、それって難易度が高そうですよね・・・。
そんな訳で今回は、クセ強シャツの着こなしの上級者達のコーディネートを見てみましょう。
マルチチェックのクセ強シャツを同系色のネクタイとチーフで上手くまとめています。
アメトラコーデの中にタータンチェックやラウンドカラーといったブリティッシュテイストをプラス。
カントリーテイストの中で主張しすぎず、全体を引き締めているストライプシャツ。
ニュートラルカラーのスーツに深いネイビーのストライプが、
凛々しくパワフルな印象を与えています。
ブラックコーデの中で、ひときわ異彩を放つ赤のホリゾンタルストライプ。
文句なしのワントーンコーデですね。
「ボードウォーク・エンパイア」のスティーブ・ブシェミ。
1920年代風の優雅で華やかなVゾーンのお手本です。
さあ、皆さんも『クセ強ドレスシャツ』で
秋冬のスーツスタイルをもっと楽しんでみてください。