皆さんは、『パワードレッシング』という言葉を耳にしたことはありませんか?
大切な商談やプレゼン、あるいはプロポーズなど、
服装によって相手の印象を良くしたり、自分のモチベーションを高めたりして、
その成功率アップを狙うといった意味合いがあります。
そのパワードレッシングの観点から生まれた柄が、『バンカーストライプ』です。
バンカーストライプとは、主にダーク系のスーツに配したのチョークストライプのような
はっきりとした白の幅広ピッチのストライプのことです。
産業革命期以後のロンドンの金融街で働く銀行マン(バンカー)が
その明瞭なコントラストが誠実さと強さの演出に最適で
無地に比べて高値のスーツを買える実入りの良さをアピールできるので、
好んでバンカーストライプのスーツをきていたそうです。
最近では、銀行員のドラマ『半沢直樹2』で、
市川猿之助さん演じる東京中央銀行の伊佐山部長がバンカーストライプのスーツを着ておられました。
さすがの貫禄といったところです。
とは言え、現在では銀行員だけがバンカーストライプのスーツをを着ている訳ではなく、
クラシック回帰の中、英国伝統の生地として改めて脚光を浴びています。
※ドラマ『ボードウォークエンパイア』のマット・レッシャーとスティーヴ・ブシェミ
ビジネスウェアの自由化が加速する昨今ですが、
バンカーストライプのスーツを着れば、
あなたも理不尽な要求を突きつける仕事相手に「倍返し」できるかもです。