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今を生きる バンカーストライプ

2021.10.07

四方山話洋服について

 

皆さんは、『パワードレッシング』という言葉を耳にしたことはありませんか?

大切な商談やプレゼン、あるいはプロポーズなど、

服装によって相手の印象を良くしたり、自分のモチベーションを高めたりして、

その成功率アップを狙うといった意味合いがあります。

 

プレゼンテーション

 

そのパワードレッシングの観点から生まれた柄が、『バンカーストライプ』です。

バンカーストライプとは、主にダーク系のスーツに配したのチョークストライプのような

はっきりとした白の幅広ピッチのストライプのことです。

 

バンカーストライプ

 

産業革命期以後のロンドンの金融街で働く銀行マン(バンカー)が

その明瞭なコントラストが誠実さと強さの演出に最適で

無地に比べて高値のスーツを買える実入りの良さをアピールできるので、

好んでバンカーストライプのスーツをきていたそうです。

 

ロンドンの銀行員

 

最近では、銀行員のドラマ『半沢直樹2』で、

市川猿之助さん演じる東京中央銀行の伊佐山部長がバンカーストライプのスーツを着ておられました。

さすがの貫禄といったところです。

 

市川猿之助

 

とは言え、現在では銀行員だけがバンカーストライプのスーツをを着ている訳ではなく、

クラシック回帰の中、英国伝統の生地として改めて脚光を浴びています。

 

バンカーストライプのスーツ

 

バンカーストライプのスーツ

 

バンカーストライプのスーツ

※ドラマ『ボードウォークエンパイア』のマット・レッシャーとスティーヴ・ブシェミ

 

ビジネスウェアの自由化が加速する昨今ですが、

バンカーストライプのスーツを着れば、

あなたも理不尽な要求を突きつける仕事相手に「倍返し」できるかもです。