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意外な冬素材、ハイクラスな冬素材。

2021.11.11

洋服について

 

最近、いちだんと寒さが厳しくなって参りました。

さあ、風邪に気を付けながら、冬のファッションを楽しみましょう!

 

冬素材ファッション

 

冬の素材と言えば、まず頭に浮かぶのがウールですよね。

ウールが動物繊維の総称だと誤解されることもありますが、ウールは羊毛だけを意味しています。

 

ウールタイ

 

つまり、動物の種類が変われば、その動物繊維の種類も異なります。

また、その特徴や希少価値も変わってきます。

今回は、その辺りを徹底比較してみたいと思います。

 

1.ウール

の毛。保温効果が高い。伸縮性に富んでいる。水をはじく性質がある。

湿気をよく吸収する。防臭効果がある。リーズナブル。

 

羊

 

ニット製品によく使われます。

 

ウールニット

 

2.カシミア

高い台地に生息するカシミア山羊の冬の産毛。繊維が細くしなやか。独自のぬめり感と光沢感がある。

保温性と放湿性が高い。弾力性が高く、型崩れしにくい。希少で高価、特にイタリア産のカシミアは最高級。

 

カシミア山羊

 

肌触りが良いのでマフラーなどに最適です。

 

カシミアのマフラー

 

3.キャメル

フタコブラクダの毛。毛は極めて細く、長く軽くフワフワした感触。保湿性、弾力性に富む。

ラクダ色の独特の光沢。カシミアに比べると安価。

 

フタコブラクダ

 

適度な硬さがあるので、コートなどによく使用されます。

 

キャメルのコート

 

4.アルパカ

南米のアンデス山脈の高地に生息するアルパカの毛。なめらかな手触りと美しい艶。保温性が高い。

毛が空洞になっているので軽い。毛玉になりにくい。カシミアよりやや高価。

 

アルパカ

 

アルパカジャケット

 

5.ヴィキューナ

アンデスの3700M~5000Mの高地に生息するラクダ科の小動物ヴィキューナの毛。

最も細く最も柔らかい最上級の動物繊維。コートは何百万円もの価格。

 

ヴィキューナ

 

ヴィキューナのコート

 

いかがでしたでしょうか?様々な動物繊維がありますよね。

特に最後にご紹介したヴィキューナでスーツを仕立てるときには、失敗が許されないので、

高価なカシミアの生地で試作品を作るそうです・・・。

 

今年は現実的に、カシミアのマフラーぐらい購入できたらと思います。

それでは。