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ドレスシャツは下着か否か!?

2022.03.03

商品について洋服について

 

ドレスシャツは下着か否か!?

 

ドレスシャツ

 

現在、その問いに答えるとすれば、答えは「NO」だと思います。

 

なぜ、現在という条件付きかと言うと

ドレスシャツには、下着オシャレ着の二面性があり、

その比率が時代によって変化しているからです。

 

例えば、中世のヨーロッパでは、貴族の間でドレスシャツの装飾が流行します。

これは、オシャレ着の比率が非常に高いと言えます。

 

中世ヨーロッパのドレスシャツ

 

1930年代に入ってからブリーフやトランクスができるまでは、

裾の長いドレスシャツで股間を覆っていました。

この時は、下着としての役割が大きいですね。

 

1930年代ドレスシャツ

 

そして現代では、そうした歴史を踏まえ、

色々な襟型が生まれたり、今なおドレスシャツの前後は両脇に比べて長くなっています。

ドレスシャツの裾

つまり、歴史に裏打ちされたディテールを備えたオシャレ着であるという解釈ができます。

 

さらに、現代の着こなし方にも言及すると、

スーツの袖口からのぞくドレスシャツのカフスは、ハーフインチ(1.27cm)がカッコイイとされていますが、

 

サマーウール

 

元をただせば、ドレスシャツの袖がスーツの袖より長い方が、スーツを汚れや摩耗から守ることができるという

下着としての考え方から派生したものです。

 

カフス

 

ドレスシャツは下着か否か!?

現在、その問いに答えるとすれば、答えは「NO」です。

 

華麗なるクラシックドレスシャツ

※ WindsorKnot2022ss 「華麗なるクラシックドレスシャツ」

 

それを証明するかのように、現代には様々なドレスシャツとそれを楽しむたくさんの人々がいます。

私たちも微力ながら、そのお手伝いができればと思っております。

 

えっ!?でも それって勝負下着なんじゃない?…という揚げ足は取らないでいただけたら幸いです。