「その服似合ってるね。」
「その服いいチョイスだね。」
誰しも言われたらうれしくなる言葉です。
その褒め言葉の意味をかみ砕くと、
「服とあなたが合ってるね。」もしくは
「服とその場が合ってるね。」の意味になります。
今回は、その根源的な部分を掘り下げてみようと思います。
まず服とあなたが合うための根源的な部分について。
WindsorKnotのドレスシャツは天然素材にこだわっていますが、
それはなぜか?
ひとつは、クラシックだからですが、
もうひとつは、そもそも人間は天然のもので、天然素材と相性が良いということです。
アクリル(科学繊維)は着ると静電気が起きやすいですが、
ウール(天然繊維)は起きにくいです。
化学繊維は購入した日が一番良い状態で、悪くなる一方ですが、
天然素材はあなたが着るごとに味が出て良くなっていくこともあります。
それらのことから考えて、服とあなたを合わせようと思ったら、
天然素材を意識することは有効だと思います。
次に服とその場が合うための根源的な部分とは何か?
日本でスーツを着る人は、ほとんどがビジネスマンの方だと思いますが、
そのスーツの色は、ほとんどがネイビー、次いでグレーですよね。
それは、ビジネス街やオフィスの色がダークトーンでマッチしやすいからです。
イタリアのようにプライベートでもスーツを楽しむ人が多く、街もグレーというよりはブラウン系の場所では、
ブラウンやベージュ、あるいは花の様に鮮やかなスーツも合うかも知れませんね。
あと、付け加えるとすれば時代背景。
明るく好景気な時代にはやはり明るい服もマッチします。
今、暗いニュースばかりが目に飛び込んでくる時代ですが、
ファッション業界では、「カラーの復活」が叫ばれています。
それは、明るく好景気な時代の前兆なのか?
はたまた、それを願う人々の祈りなのか?
それが分かるのは、もう少し先になりそうです。