最近テレビでバレーボールをよく見ます。
昨夜のブラジル戦は大熱戦の末、勝利しました!
個人的な昨夜のヒーローは、髙橋藍選手。
子供の頃、背が低くリベロやセッターをやっていましたが、
後に背が伸びてアタッカーになったとの事で、
とにかく何でもできるユーティリティプレイヤーです。
この写真を見て、目に飛び込んでくるのは、肩のスポンサー『サロンパス』。
素晴らしいデザインだと思います。
肩こりに効くサロンパスを貼る場所に広告を出すとは考えたものですね。
どんな商品か一目瞭然ですし、胸スポンサーのCAPCOMより目立ってます。
これは面白いとばかりにANAやミキプルーンが同じことをやりましたが、
それじゃあ意味は半減かなと思います。
洋服のデザインで、このレベルで優れているものを1つだけ挙げろと言われたら、
私なら『チェンジポケット』と答えます。
スーツの右の腰ポケットの上に位置するひと回り小さいポケットです。
由来を紐解けば、本来は読んで字のごとし『小銭用ポケット』です。
しかし、本当に小銭をジャラジャラ入れたらスーツが型崩れするので、
ほぼただのデザインです。
ではなぜ、実用性の無くなったこのデザインがそんなに優れているのか?
まず、このデザインが生まれたのは1890年頃の英国ですから、
チェンジポケットが付いているだけで英国クラシック感が出せますね。
次に、チェンジポケットが付いていることで、
ウエストラインが少し上に見えて、足長効果や細見え効果がきたいできます。
チェンジポケットも斜めになっているスラントポケットならより効果があります。
あと、ほとんどのスーツの胸ポケットは左に付いていて、
チェンジポケットは右に付いているので、全体のバランスが良くなっています。
もちろん、デザイン上の決まりが多いスーツにおいて、
アクセントを付けられる数少ないポイントの一つという事も素晴らしい点です。
いかがでしたでしょうか?
素晴らしいデザインというものは、人の心に響きます。
そして色あせることなく時代を越え愛されます。
もし、サロンパスのデザインが100年後も残っていたらすごいことですね。