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オレ流の達人技

2023.09.22

四方山話洋服について

 

『オレ流』・・・

『二刀流』の大谷翔平選手がまだ小学生の頃、

監督として中日ドラゴンズを4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏の言動を指してマスコミが使った言葉です。

 

落合博満氏

 

落合博満氏は、選手の頃から独特な練習方法や野球理論で

3度の三冠王を獲得するなどの素晴らしい実績を残された方です。

結果に裏打ちされ、他者が認める『オレ流』ですね。

 

ファッションの方も個性があって、昔からクラッシックなダブルのスーツをお好みです。

 

もちろんファッションにも『オレ流』を持っている方はたくさんいらっしゃいます。

私が考える『オレ流ファッション』を持ってらっしゃる方は、

 

1.好きか嫌いか

2.できるかできないか

3.似合うか似合わないか

 

これらがきちんと整理されている方だと思っています。

今回は、私が『オレ流ファッション』を持っていると思う著名人の方々を紹介したいと思います。

 

 

【モーガン・フリーマンさん】

 

モーガン・フリーマン

 

これは、映画のワンシーンですが、当たり前のアイテムをさらりと着こなす達人です。

自分を理解し、色やサイズ感を完璧に合わせていますね。

こんな老人になりたいものです。

 

【堺正章さん】

 

堺正章さん

 

日本におけるアイビースタイル第一人者くろすとしゆき先生の名言があります。

「料理に例えると、スーツはコース料理で、ジャケットスタイルはアラカルトである。」

 

要するにジャケットスタイルは、どんなに上等な洋服であろうと、

生かすも殺すも着る人の組み合わせしだいという訳です。

堺正章さんは組み合わせの天才、アラカルトは星3つです!

 

 

【渡部篤郎さん】

 

渡部篤郎さん

 

堺正章さんとは真逆というか、ほとんどスーツしか着ないと決めている人です。

コーディネートが苦手で、スーツばかりがクローゼットに並んでいると謙遜しておっしゃってましたが、

この顔、このスタイルで、スーツを着られた日にゃあ、鬼に機関銃です。

 

 

【スティーブ・ジョブズさん】

 

スティーブ・ジョブズ

 

本人は、毎日着る服を決めるのが負担だから、同じ服を着ているだけだとおっしゃいますが、

工業デザインの世界でナンバー1になった男が何も考えてない訳がありません。

 

イッセイ・ミヤケにオーダーした特注のタートルネックに

ドイツのルノアのハンドメイドの眼鏡、

定番リーバイス501に、日本ではほとんど手に入らなかったニューバランスM992。

計算しつくされたコーディネートです。

 

 

【所ジョージさん】

 

所ジョージさん

 

ビンテージ物の古着や軍モノなどが大好きで着てらっしゃるのは良く分かりますね。

しかし、この写真で被っているベースボールキャップを見て下さい!

『農協』のマークです。

単なる遊び心ではなく、ワークパンツもMA-1ジャケットも農協のキャップも

機能性を追求した結果のデザインであるという点で一貫性があります。

すごいですねぇ~。

 

 

【ニック・ウースターさん】

 

ニックウースター

 

知らない人も多いかと思いますが紹介させてください。

好きすぎて非公式ファンサイトを作ったことがあります。

過去、多くの有名ブランドのアドバイザーやディレクターを務め、

現在でもファッショニスタとして業界に影響を与え続けている人です。

ここまで奇抜な格好をしても、根底にはプレッピースタイルがあるという

我々には理解しがたいファッションマインドです。

こう見えて身長が171cmしかないというのも、驚きです。

見せるところ隠すところの押し引きが絶妙に上手い人ですね。

 

余談ですが、この髪型をあの洒落者ベッカムが真似していたそうですよ。

 

ベッカム

 

いかがでしたでしょうか?

オレ流を持った達人たちのコーディネートは、

どれも流儀は違えど、オリジナリティにあふれ、自分を理解し、他者に対して優しい・・・。

いつかは辿り着きたい境地です。