昨今、あらゆるものが多様化し、性別に対する考え方も
「男性は男性らしく、女性は女性らしく」という固定概念が崩れつつあります。
そのような背景から、ファッションも大きな影響を受け、
ユニセックスなデザインの洋服やアクセサリーを発信するブランドが増えています。
ん?ところで、「ユニセックス」という言葉って近年よく使われる「ジェンダーレス」とどこが違うんだろう?
そうなんです。言葉も例にもれず多様化しているのです。
みなさんは、これから挙げる『性とファッションに関する言葉』の意味や違いを説明できますか?
・ユニセックス
・ジェンダーレス
・フェミニン
・ガーリー
・ボーイッシュ
・メンズライク
・レディライク
・マニッシュ
・マスキュリン
わたしは、恥ずかしながら説明できません。
そんな訳で、今回は『性とファッションに関する言葉』の意味や違いを
みなさんと一緒に勉強していけたらなと思います。
まずは「ユニセックス」と「ジェンダーレス」の違い。
ユニセックスとは、男女の区別がないという意味で、
ファッションにおいては、男女両方が着用できるデザインやスタイルに対して使われるそうです。
対してジェンダーレスは、男性らしさや女性らしさにとらわれず、自分らしさを大切にする考え方で、
ファッションでは、スカートは女性がはくものなどというステレオタイプを越えた自由なスタイルを指すとの事。
なるほど、比べてみれば全く違う言葉です。
つまり、スカートはユニセックスなアイテムとは言い切れませんが、
スカートを男性がはくのはジェンダーレスファッションなのですね。
次に、「マニッシュ」と「フェミニン」は対義語で
マニッシュは男性らしいを意味し、フェミニンは女性らしいを意味します。
もちろん、フェミニンは男性に対しても使えるし、女性に対しても使えます。
マニッシュもしかりです。
これに似ている対義語が、「ボーイッシュ」と「ガーリー」。
ボーイッシュは少年っぽい感じで、ガーリーは少女っぽい感じを指しますね。
簡潔に言えば、マニッシュとフェミニンが紳士淑女、
ボーイッシュとガーリーは少年少女といったところでしょうか?
そして、「メンズライク」と「レディライク」。
この2つの言葉に関しては、想像と違いました。
結論から言いますと、対義語ではありません。
メンズライクは、メンズファッションのような印象を与える服装のことで、
レディースのファッション用語ですね。
これに対してレディライクは、貴婦人らしいファッションのことを指し、
これもレディースのファッション用語だそうです。
最後に「マニッシュ」と「マスキュリン」の違い。
これは、どちらも男性らしいという同じ意味で、
マニッシュは英語、マスキュリンはフランス語ってだけだそうです。
なるほど、結構分かってそうで分かってない『性とファッションに関する言葉』がありましたね。
みなさんはどうでしたか?
自分の備忘録的に図解しておきますので、ご参考までに。