少しずつ蒸し暑い日が増え、夏の始まりを予感させる今日この頃です。
そんな訳で今回は堅苦しいのは抜きにして、
私が常日頃からファッション用語について感じていることを書いてみたいと思います。
ファッション用語には、レイヤードやプレッピーのように横文字でおしゃれな言葉が多いですが、
中には、「えっ?相撲の決まり手?」というようなシブい言葉もあります。
大相撲夏場所も終わったので、ここら辺で一息ついて軽く流し読みしていただけたら幸いです。
いせ込み・・・縫製時に使用するテクニックの事で同じ長さのパーツを縫い合わせるのではなく、
片方を長く設定して縫製することにより、立体的な形状にする事が出来ます。
持ち出し・・・スラックスの最後に留めるボタンが付いている部分。
本来ベルトレスで着用するためにあるディティールで、スラックスの腰回りのフィット感を良くするためにあります。
かんぬき(閂)・・・ネクタイの裏側にあるステッチのことで、芯地を固定するために付けられています。
最近はデザインのアクセントとして使われることもあります。
裏前立て・・・ドレスシャツの前端が内側に折り返っている前立てのことです。
表前立てに比べてドレッシーです。別名フレンチフロント。
切り替え・・・途中で生地を縫い合わせてあるデザイン。
クレリックシャツもそれにあたりますね。
着崩し・・・服を着るときに、あえて崩して着たり、
本来の着方ではない着方をするスタイリング方法。
写真の着こなしでは、ダブルのジャケットの内側のボタンをあえて外し、
ドレスシャツの襟をあえて跳ねさせ、ネクタイの小剣をあえて見せています。
着崩しの横綱クラスですね。
いかがだったでしょうか?
みなさんも相撲の決まり手のようなファッション用語を見つけたら教えてください。