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襟型の与える印象

2024.09.25

商品について洋服について

 

ようやく少し涼しくなり過ごしやすい季節になりましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

私は、ドレスシャツも新調して衣替えをしようと思っています。

さてどんなドレスシャツにしようか・・・

 

イチョウとビル

 

ドレスシャツには様々な襟型があります。

もちろん好き嫌いはあると思いますが、襟型によって見る人に与える印象も少しずつ違うので、

TPOや合わせるスーツやネクタイとの相性などにも気を配って選びたいものです。

 

いろんな襟型

 

今回は、襟型ごとの特徴と与える印象、着用シーン、おすすめコーディネートなどをご紹介します。

 

【レギュラーカラー】

 

レギュラーカラー

 

襟の開きが約80~90度の襟型。

レギュラーとは言うものの、近年ではワイドカラーの方が主流になっています。

そういう観点では、少しクラシックな香りもしますね。

ビジネスでも冠婚葬祭でも使えるオールマイティな襟型です。

比較的どんなスーツにも合いますが、ネクタイのノットは小さめの方が収まりが良いでしょう。

 

 

【ワイドカラー】

 

ワイドカラー

 

襟の開きが約100~140度の襟型。

現在最も市民権を得ている襟型で、英国のウィンザー公が好んで着ていたことでも知られています。

レギュラーカラー同様オールマイティですが、レギュラーカラーより若干モダンでカジュアルです。

どんなスタイルにも合います。

 

 

【ホリゾンタルワイドカラー】

 

ホリゾンタルワイドカラー

 

襟羽根が水平(ホリゾンタル)かそれ以上開いている襟型です。

クールビズが始まった頃から日本でも流行り始めましたが、もはや定番化しています。

第一ボタンを開けると襟先にかけてなだらかな曲線を描くので、アンタイドスタイルにも好相性です。

もちろんタイドアップもできますが、フォーマルな場では避けておいた方が無難でしょう。

 

 

【ボタンダウンカラー】

 

ボタンダウン

 

襟の先端をボタンで留めてある襟型。

アメリカントラディショナルが原点となっており、アイビーやプレッピーといったスタイルに適しています。

カジュアル感が強いので、ビジネスではOKですがフォーマルな場では基本NG

ノータイで着用する場合は、襟上部のロールを美しく見せるのがポイントです。

 

 

【ラウンドカラー】

 

ラウンドカラー

 

文字通り、先が丸くなっている襟型。

1900年以前から英国貴族が愛用してきた伝統的な襟型で、

1920年頃には英国紳士の間やアメリカのアッパークラスの間で大流行しました。

クラシックなスタイルに相性が良く大人の遊び心があるので、パーティーなどに最適です。

 

 

【タブカラー】

 

タブカラー

 

左右の襟羽根につまみ紐が付いている襟型です。

ネクタイのノットの下で留めることで、立体的で華やかなVゾーンを演出します。

1920年頃に英国紳士の間で流行したので、クラシカルでエレガントなスタイルにぴったりです。

ネクタイのノットは小さめがオススメ。

 

 

【ピンホールカラー】

 

ピンホールカラー

 

左右の襟羽根の中ほどに穴が開いており、そこにピンを通す襟型。

ネクタイの下に通したピンがネクタイを持ち上げ、タブカラーと同様に立体的なVゾーンを作ります。

ピンという装飾により、タブカラーよりも華やかな印象です。

クラシカルなスタイルやパーティーにはもってこいですが、弔事にはNGです。

 

 

【ウィングカラー】

 

ウィングカラー

 

襟先だけが、鳥の翼のように小さく折り返された襟型。

タキシードやモーニングコートなどのフォーマルスーツに合わせることが多いので、

着用シーンとしても結婚式や式典などが主となります。

ネイビーやブラックなどのカラーシャツの場合は、

結婚式の二次会やパーティー用のセミフォーマルシャツになります。

 

 

【ワンピースカラー】

 

ワンピースカラー

 

襟本体・台襟・前立ての生地が文字通りワンピース(ひとつながり)になっている襟型。

アンタイドスタイルに適しており、第一ボタンを開けると襟先までのラインが美しく

上品なリラックス感を醸し出してくれます。

イタリアンスタイルはもちろん、ビジネスカジュアルスタイルにもオススメの襟型です。

 

 

いかがだったでしょうか?

みなさんもぜひこの秋にぴったりの一枚を見つけてください。