ようやく少し涼しくなり過ごしやすい季節になりましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
私は、ドレスシャツも新調して衣替えをしようと思っています。
さてどんなドレスシャツにしようか・・・
ドレスシャツには様々な襟型があります。
もちろん好き嫌いはあると思いますが、襟型によって見る人に与える印象も少しずつ違うので、
TPOや合わせるスーツやネクタイとの相性などにも気を配って選びたいものです。
今回は、襟型ごとの特徴と与える印象、着用シーン、おすすめコーディネートなどをご紹介します。
【レギュラーカラー】
襟の開きが約80~90度の襟型。
レギュラーとは言うものの、近年ではワイドカラーの方が主流になっています。
そういう観点では、少しクラシックな香りもしますね。
ビジネスでも冠婚葬祭でも使えるオールマイティな襟型です。
比較的どんなスーツにも合いますが、ネクタイのノットは小さめの方が収まりが良いでしょう。
【ワイドカラー】
襟の開きが約100~140度の襟型。
現在最も市民権を得ている襟型で、英国のウィンザー公が好んで着ていたことでも知られています。
レギュラーカラー同様オールマイティですが、レギュラーカラーより若干モダンでカジュアルです。
どんなスタイルにも合います。
【ホリゾンタルワイドカラー】
襟羽根が水平(ホリゾンタル)かそれ以上開いている襟型です。
クールビズが始まった頃から日本でも流行り始めましたが、もはや定番化しています。
第一ボタンを開けると襟先にかけてなだらかな曲線を描くので、アンタイドスタイルにも好相性です。
もちろんタイドアップもできますが、フォーマルな場では避けておいた方が無難でしょう。
【ボタンダウンカラー】
襟の先端をボタンで留めてある襟型。
アメリカントラディショナルが原点となっており、アイビーやプレッピーといったスタイルに適しています。
カジュアル感が強いので、ビジネスではOKですがフォーマルな場では基本NG。
ノータイで着用する場合は、襟上部のロールを美しく見せるのがポイントです。
【ラウンドカラー】
文字通り、先が丸くなっている襟型。
1900年以前から英国貴族が愛用してきた伝統的な襟型で、
1920年頃には英国紳士の間やアメリカのアッパークラスの間で大流行しました。
クラシックなスタイルに相性が良く大人の遊び心があるので、パーティーなどに最適です。
【タブカラー】
左右の襟羽根につまみ紐が付いている襟型です。
ネクタイのノットの下で留めることで、立体的で華やかなVゾーンを演出します。
1920年頃に英国紳士の間で流行したので、クラシカルでエレガントなスタイルにぴったりです。
ネクタイのノットは小さめがオススメ。
【ピンホールカラー】
左右の襟羽根の中ほどに穴が開いており、そこにピンを通す襟型。
ネクタイの下に通したピンがネクタイを持ち上げ、タブカラーと同様に立体的なVゾーンを作ります。
ピンという装飾により、タブカラーよりも華やかな印象です。
クラシカルなスタイルやパーティーにはもってこいですが、弔事にはNGです。
【ウィングカラー】
襟先だけが、鳥の翼のように小さく折り返された襟型。
タキシードやモーニングコートなどのフォーマルスーツに合わせることが多いので、
着用シーンとしても結婚式や式典などが主となります。
ネイビーやブラックなどのカラーシャツの場合は、
結婚式の二次会やパーティー用のセミフォーマルシャツになります。
【ワンピースカラー】
襟本体・台襟・前立ての生地が文字通りワンピース(ひとつながり)になっている襟型。
アンタイドスタイルに適しており、第一ボタンを開けると襟先までのラインが美しく、
上品なリラックス感を醸し出してくれます。
イタリアンスタイルはもちろん、ビジネスカジュアルスタイルにもオススメの襟型です。
いかがだったでしょうか?
みなさんもぜひこの秋にぴったりの一枚を見つけてください。