急に夏めいてまいりました。
「暦の上では…」とか言わなくても、ほぼ暦どおり夏到来って感じです。

ビジネススタイルとしても、このタイミングでノーネクタイにされる方も多いかと思います。
そこでオススメなのが、ワンピースカラーシャツ ♪
ん?ワンピースカラーってなんだっけ?
初耳の方、聞いたことあるけどピンときてない方、誤解されてる方がいらっしゃると思うので、今回ちゃんと説明させて下さい。
ワンピースカラーをググっても漫画「ワンピース」のカラー版ばかりでてくるし・・・

もとい、ワンピースカラーシャツとは何ぞや?
もちろんワンピース色のシャツではありません。
てかワンピース色って何よ

ワンピースカラーのカラーは色(color)ではなくで襟(collar)のことです。
つまりワンピース(ひとつの部品)で作った襟のことをワンピースカラーと言います。
従来の襟型が襟・台襟・前立てが それぞれの部品で構成されているのに対し、
ワンピースカラーは、つながった一つの生地で仕上げた襟型になります。

ではなぜ、わざわざ襟をワンピースでつくるのでしょう?
それは、このワンピースカラーシャツが、第一ボタンを開けることを前提に作られていることに起因しています。
第一ボタンを開けた時に 縫い目や凹凸が無いし、襟から前立てまでがブリッジのようにつながっているので、立体的で美しいカーブを描く襟の構造になっています。
それが、この季節のノータイスタイルとしてワンピースカラーシャツをオススメする最大の理由です。

その他にも長所としては
・適度なリラックス感と上品さのバランスがいい
・オンオフ問わず着れる
・スーツでもジャケパンスタイルでも1枚で着ても様になる
・大人の色気がある
・スカーフとの相性がいい
などが挙げられます。
逆に短所としては
・かっちりしたネクタイとの相性が悪い(ニットタイなら可)
・立体的なのでアイロンがけが少し難しい
・冠婚葬祭や厳かな式典には不向き
などが挙げられます。

イタリアンカラーシャツという言葉の方がメジャーかもしれませんが、ほぼ同じものを指す名称と思っていただいてかまいません。
「ワンピースカラー」が構造上の名称であるのに対し、
「イタリアンカラー」はイタリアのリゾート地で流行したことから広まった名称です。
まれにワンピースカラーで第一ボタンの無いものを区別してイタリアンカラーと呼ぶ場合もありますが、一般的には同じものを指す言葉という認識でOKです。
イタリアンという響きから、雑誌『LEON』のような開放的でセクシーなちょい不良(ワル)オヤジシャツを連想されていた方は、少しイメージの修正が必要かもしれません。

あと補足として、アロハシャツに代表される開襟シャツ(オープンカラーシャツ)と、ワンピースカラーシャツの違いは、
どちらもノーネクタイ用のシャツですが、ワンピースカラーには台襟があり、開襟シャツには台襟がなくペッタンコという点です。
言い換えると、ワンピースカラーシャツはドレスシャツですが、開襟シャツはカジュアルシャツです。

話を元に戻すと、私がワンピースカラーシャツを強くオススメする理由は、ノータイでも上品なビジネススタイルという枠に収まるということが大前提だからです。
ビジネススタイルの自由化が進む昨今、そんな時代だからこそ「品格」という名の自主規制をおのおのが持つべきだと思います。
ワンピースカラーシャツはきっとその規制を守る良きパートナーになってくれますよ。

